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ビッグデータのメリットとは?知っておきたいポイントと活用事例

ビッグデータとは、人間では把握が難しい巨大なデータ群のことです。このビッグデータが、社会情勢の変化や技術の進化により注目されるようになってきています。この記事では、ビッグデータの定義やメリット、活用事例を紹介します。  

ビッグデータとは

  ビッグデータとは、スマートフォンやセンサー、IoT関連機器から得られる膨大なデータのことです。近年、インターネットやスマートフォン、センサーなどから得られる膨大なデータを効率的に収集・共有する環境が整いつつあります。   ビッグデータが注目される理由は、ICT(情報通信技術)の発展によるビッグデータの活用によって、利用者個々のニーズに即したサービスの提供や業務運営の効率化、新産業の創出が可能になったことです。   これは、デジタル化やネットワークの高度化、IoTの進展などによってもたらされたものです。ビッグデータは、位置情報や行動履歴、消費行動など、人々の生活に密接に関わる情報を提供しています。  

ビッグデータの特徴

  ビッグデータと聞くと、多量さや容量の大きさが思い浮かぶかもしれません。しかし、一般的にビッグデータには、3つの特徴があると言われています。この3つの特徴を「3つのV」と呼びます。   1.Volume(量) 数テラバイト~数ペタバイトといった膨大な容量を持ちます。データ量を表す単位は、以下の順に1024倍となります。   キロ(KB)<メガ(MB)<ギガ(GB)<テラ(TB)<ペタ(PB)<エクサ(EB)<ゼタ(ZB)   2.Variety(種類) データは、列と行で表されるだけでなく、テキストや音声、画像、位置情報、動画など、多くの種類があります。   3.Velocity(速度) 発生速度や頻度が高く、その処理に高速性が要求されます。   ビッグデータは、単に情報が多いだけでなく、この3つのVのすべてまたはいずれかを持つデータ群のことです。   さらに、最近は新たに「5V」という考え方が生まれ、そのうちの2つの「V」は「価値(Value)」と「正確さ(Veracity)」です。データが何かしらの価値を持つことと正確性が重要視されています。この「5V」を意識すれば、ビッグデータの特徴を大まかに理解できるでしょう。  

ビッグデータに内包されるデータの種類

  ビッグデータとは「巨大なデータ」のことで、ビジネスにおいても重要なデータの種類です。このビッグデータには、以下のようにSNSデータや顧客データ、アクセス解析データ、センサーデータなどがあります。これらのデータを分析することで、マーケット分析や顧客像の把握などが可能になるのです。ビジネスにおいては、ビッグデータを上手に活用することがますます求められるようになっています。  
データの種類 内容
SNSデータ SNS に書き込まれる投稿の内容や、ユーザーのプロフィールなど
顧客データ EC サイトや実店舗を運営している場合、購買履歴や問い合わせの履歴など
アクセス解析データ Web サイトを訪れたユーザーの行動データ
センサーデータ 温度や湿度、GPS データ、指紋認証などによるデータ

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