【2025年9月版】初動が命!クレジットカード不正利用の最新データと対策5つ

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クレジットカードの不正利用被害額が2025年上半期だけで314.6億円に達し、前年同期比で約21%増加という驚異的なペースで拡大しています。特に深刻なのは、被害の94.2%が「番号盗用」によるもので、物理的にカードを盗まれなくても被害に遭うリスクが急激に高まっている点です。
この記事では、最新の被害動向データと、日本クレジット協会が推奨する5つの対策をベースに、今すぐ実践できるコツを詳しく解説します。

急増する番号盗用被害 – なぜあなたのカード情報が狙われるのか

2024年の不正利用被害総額555億円のうち、実に513.5億円(92.5%)が番号盗用によるものでした。これは10年前の2014年(67.3億円)と比較すると約7.6倍という急激な増加です。

番号盗用とは、カード番号・有効期限・セキュリティコードなどの情報を不正に入手し、本人になりすましてオンラインショッピングなどで使用する手口です。偽造カードの時代だと思われる方もいるかと思いますが、近年は番号盗用が中心で、情報の抜き取りが主流です。主な盗用手段に「フィッシング詐欺」と「情報漏洩」があります。

フィッシング詐欺:銀行や大手ECサイトを装った偽メールやSMSで、偽のログインページに誘導し、カード情報を入力させる手口。最近では、宅配業者の不在通知を装うケースも急増しています。

情報漏洩:オンラインショップやサービスプロバイダーからの大規模な個人情報流出。一度流出した情報は、ダークウェブで売買され、長期間にわたって悪用されるというリスクがあります。

今すぐ実践すべき5つの対策 – 日本クレジット協会推奨の防御策

日本クレジット協会が提唱する「クレジットカード不正利用5つの対策」を、具体的な実践方法と共に解説します。

1. 個人情報を守る:フィッシングを“開かない・入力しない”

・メール/SMS内のURLは差出人・ドメインを必ず確認しましょう。不安なら公式アプリやブックマークからアクセスしましょう。

緊急・利用停止を装う文面は典型的です。番号・暗証番号・ワンタイムコードは入力せず、迷ったらカード会社に相談しましょう。

2. 不正ログインを防ぐ:長いパスフレーズ+二要素認証(2FA)

・カード会員サイトや通販サイトは使い回しなし・12〜16字以上の長さにします。可能なら2FA(SMS/認証アプリ)を必須化しましょう

・主要カード会社の会員サイトにはパスワード強化の推奨が明記されています。まずは会員ページの設定を見直しましょう。

3.決済の本人認証を使う:3Dセキュア/ワンタイム認証を“オン”

EMV 3-D Secureなどの本人認証に対応したカード/加盟店を優先的に利用しましょう。未対応のサイトでは慎重に

カード利用通知(即時プッシュ)をアプリで有効化し、身に覚えのない決済はすぐ停止しましょう。

4. 端末と通信を守る:OS更新・公衆Wi-Fiを避ける

・スマホ/PCのOSとブラウザを最新化。セキュリティソフトや危険サイトブロック機能も有効活用しましょう。

・セキュリティの観点から、公衆Wi-Fiでの入力は避けましょう。やむを得ない場合はVPNやキャリア回線を使うことをオススメします。

5. “見える化”を習慣に:明細チェックと上限/ロック

週1回の明細チェックをルーティン化しましょう。月に1回の明細確認では不十分です。理想的には週に1〜2回、最低でも2週間に1回は利用明細をチェックしましょう。

・不審な動きがあればすぐカード会社に連絡→一時停止/再発行。どんな小さな身に覚えのない請求も見逃さず、早めの対応が重要です。
特に注意すべきは少額の不正利用です。犯罪者は最初に数百円〜数千円の少額決済でカードの有効性を確認してから、高額な不正利用を行うケースが多いため、上限は不用意に上げない方が良いです。

被害に遭ってしまったら – 初動対応が被害を最小限に抑える

不正利用に気づいたら、まずは以下の3ステップです。

1)カード会社へ至急連絡して利用停止・再発行の手続き。

2)身に覚えのない請求の申告

3)関連ID/パスワードの変更

多くのカード会社は24時間対応の緊急連絡先を設けていますので、まずはカード会社への連絡。その後は、二次被害を防ぐために関連ID/パスワードを変更しましょう。

まとめ – 継続的な警戒と対策の更新が不可欠

クレジットカードの不正利用は、基本的な対策を確実に実践することで、被害リスクと被害規模を大幅に減らすことができます。特に重要なのは、「情報を守る意識」と「定期的な確認習慣」です。面倒に感じるかもしれませんが、これらの対策は、あなたの大切な資産を守るための必要な投資だと考えましょう。

そしてセキュリティは一度設定したら終わりではありません。新しい脅威に対応するため、カード会社からの注意喚起情報にも常に耳を傾け、対策をアップデートし続けることが、安全なキャッシュレス生活を送るための鍵となります。


参考・出典

本記事は、以下の資料を基に作成しました。


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本記事はAIツールの支援を受けて作成されております。 内容は人間によって確認および編集しておりますが、詳細につきましてはこちらをご確認ください。

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